2オクターブ

前回分はメモ程度の日記になってしまってたのであらためてまとめてみます。

ベース(4弦20F)の音域がE〜E♭までの約3オクターブなので、スケール練習するには2オクターブだったらどのルートから始めても何とか収まる範囲って事になります。
指板上の音を全て覚えましょうってのは基本中の基本とされる事なんだけど、今さらながらこれを機械的に覚えこませると言うのは楽器始めたてのド初心者でなければしんどいところだと思うわけさ。実際ワシがそういう状態なので。
なので、例えばジャズのウォーキングラインの組み立ての骨組みとして2オクターブのスケール練習をしましょうってことなんです。Fブルースなんかをやると痛烈に感じるんですが、ジャズのベースって低音側だけでグモグモとラインを組み立てても面白くない。たった12小節でワンコーラスだと似たような音の羅列になってしまうのでどこかで変化をつけたくなるんですが、ここで同じラインでもオクターブを変えると全然違って聞こえてくるし、また上行や下行の加減によってラインの広がり方が変わってくるわけですよ。

そういうのをやろうとするとどうしても最低限2オクターブ分の上り下りができない事にはスムーズにウォーキングラインが組み立てられないわけですね。
だからスケール練習をするなら2オクターブに渡ってやりましょうって事なんです。


今まで悩んでた原因はココでした。


ロックのラインはボトムを支えてバスドラに音程を付けるってとこだけでも成り立ってたんですが、ジャズの場合はそうはいかないって事ですよね。
これはお遊びででもジャズのドラムを叩いてみれば分かります。定期的にバスドラを踏まなくても済んじゃいますから。下手するとバスドラ踏まなくてもハイハットさえ踏めればジャズドラムってできるんちゃう?ってくらい。


ここ数日は、Eから始まるネタとしてEフリジアンの2オクターブ、ジャズブルースでよく使うのでFメジャーの2オクターブってのをやってます。
EフリジアンってのはCメジャーをEから始めてるってだけなので、Cから始まるCイオニアンでやってもいいんだけど、4弦ベースの最低音から始まるしってことでそうしてます。