東京事変 - スポーツ

スポーツ

スポーツ

2年半ぶりの東京事変のニューアルバム。
前回は椎名林檎以外が作曲したものを、彼女が歌うというスタイルだったが、今回は椎名林檎も作曲に参加している。
全体を通して感じるのは非常に「ロック魂」を感じるアルバムに仕上がってるということか。


ここんとこどちらかと言うとジャズ寄りになってたので、初期のロックバンド然した感じから変化していったんだなぁと
思ってたけど、今回はいい意味で裏切られましたね。
メンバーそれぞれが「俺が!俺が」と言わんばかりに前に出てくる感じでとてもエネルギッシュ。
「スポーツ」という全体のテーマはこういうことだったんか。


ベースの亀田師匠のプレイは相変わらずブリブリ。曲によって多少の歪み具合の調整は入ってるように思うけど
メロウだろうがロックだろうが構わずブリブリってなところはスタイルとして確立してますな。
ビリー・シーンがいつもあの歪み+クリーンの彼らしい音を貫いている所にも似たようなところがあります。
亀田師匠のは擬音だと「ブリ」よりも「ザリッ」って方が近いのかもしれませんな。


それにしても、このアルバム。特に先行曲「能動的三分間」の隙の無い作りが際立ってる気がします。
もうここんところヘビーローテーションですわ。

これのPVもなかなか面白い作りになってるし。その場で思いついたというムーンウォークもいい味出してます。
ベースラインもシンプルなんだけど、なんでこんなにカッコイイんだろうってくらい渋い。
思わずロジャー・メイヤーのVoodoo-Bass買ってしまいそうです(笑)