Oscar Stagnaro - The Latin Bass Book

The Latin Bass Book

この本はラテンベースの教則本ですが、日本の教則本にありがちな小ネタ寄せ集めではなく
いろんなパターンの実践的ラインが満載なのです。

大抵、教則本ってフレーズのストック練習にはなるのかもしれんのだけどネタが短すぎて
ちょろっと弾いて弾けた気になって、本番では全く練習したフレーズが出てこないって
パターンに陥るような感じですけど、これは体に染み込ませる系の練習曲がいっぱい。

ジャズの場合はベースラインに起伏をつけるかって事に気を使わないとそれっぽく
ならないような気がするんですが、ラテンの場合はいかに下地をキープするかと言う事に
集中せにゃならんと思うんです。
割とループ系。でも完全な切り貼りのループじゃなくて微妙に変える系ループ。

で、この本。付属のCDが３枚も付いてるんですが、もう１枚目から「どラテン」ですわ。
１曲目の基本パターンだけで充分ノれてしまうという充実の練習素材。
さらにベース＋パーカスを右に振ってるので、パンポットでマイナスワン(ツー？)にもなる。
多分ヘッドホンで聞くと両方からベースが聞こえないのがネックになりそうなので
普段聞く用に左右ミックス気味か思い切ってモノラル合成って音源まで用意したくなります。

最近、仕事とリフィニッシュに忙しくてあまり手が出せてませんが大事に使わせてもらいます。
送ってくれたカトちゃん。ありがとうございます。